自転車の片耳イヤホンはダメなのか?
さてさて、道交法改正から一週間。
ネット上を眺めてみると、賛否両論、いろいろ話題になっているようである。
逆走や信号無視、歩道を走る場合の安全確保等々は、いろいろ対応のしようはあるものの、自分の最大の関心事は、片耳イヤホンが許されるのかどうか。
自転車に乗りながら音楽を聴く・・・なんてことはしないけど、遠出の際にはナビの音声に頼っているので、それがダメになるとちょっと辛い。
最悪、iPhoneから直接音を出せば良いのだけど、ちょっと恥ずかしいし、周りの音で聞き取れない事もある。
ということで、実際に片耳イヤホンで捕まるのかどうか、ネット上で色々みてココに行き着いた。
関連する部分は第8条(5)。
これ以上の公式見解はあるまい・・・と思わなくもないが、それでも趣旨は「安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転」であり、「イヤホーン等」は例示である。
「自転車走行中でも片耳イヤホンならセーフ」は本当? 警視庁に聞いてみた
こちらのページによると、「注意を受ける可能性がある」とか。
でも、現場でそこまでの判断は出来ないだろうから、イヤホンをしているだけで注意を受けたりもするんだろうな・・・と考えると、やっぱり理不尽である。
上で挙げた第8条(5)は「高音でカーラジオ等を聞く」ことも趣旨に反する例として挙げている。イヤホンをしているだけで注意を受けるのであれば、カーステレオを積んでいるだけで注意を受けるべきである・・・
「それは屁理屈」と言われるのが関の山だろうが、でも、本質的なことを言えば、法の趣旨にもあるように「安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態」で走っている自動車も相応の数いるはず。「同乗者と談笑」なども例示に上がったっておかしくないくらい、運転への集中を阻害する要因だ。
これまで車道は基本的に「自動車」という同質なものの独占状態だった。同質なものの集まりでは、多少運転に集中していないくても大事には繋がりにくい。
そこに「自転車」という異質なものが入ってきた。
自転車側自らが留意すべき点も多いとは思うが、異質なものが入る以上、自動車側もこれまで以上に気をつけなければ事故に繋がる危険性が増すのは当たり前。
窓を閉めてエアコンを効かせ、音楽を流しつつ、友人と談笑しながら運転する。「今までこれで危ないことなかったし・・・」と言うドライバーも多いだろうが、車道の状況が「今まで」とは異なることはしっかり認識しておいて欲しい。
・・・話が大幅にずれた。
そんなこんなで、どうやら片耳イヤホンもダメらしい。
でもナビの音声は捨てがたい。骨伝導のヘッドホンなんかが人気が出そうな感じだが、見かけがヘッドホンだと、融通が効かない警察官だったりすれば、やっぱり注意されそうな気がする。
こんなものがあるらしい。
見た目は普通の野球帽、でも骨伝導イヤホン内蔵で音楽が聴ける Cynaps(シナプス)
でも、入手するのはちとめんどくさそうだ。
数年前、こんなものがあったらしい。
時代を先取りしすぎていた感がある、サンコーレアモノショップ。
是非是非、このBluetooth版を発売して欲しいところである。