Yamax Monorogue

デジものレビュー中心で徒然なるままに・・・

報道の自由度ランキングに想う

タイトルとしてはショッキングなのだけど、然もありなんとも思う。

理由はいろいろだろう。
直近の大臣の発言のみならず、現政権になってからの議員の言動は、圧力と取れるものも少なくない。

マスコミ側の異様な程の自主規制もある。

そもそも、上記の記事、日本人なら誰もが疑問を持つであろう、韓国が日本より上の70位、ということには触れられていない。

何かと「配慮」されているという噂の多い、韓国がらみの報道。
深読みしすぎかもしれないが、「報道の自由度」に関する記事のなかで、政権・外交的な要素に絡んだ忖度が見られる・・・という本末転倒な感じ。

前回の「責任」の話とも絡むが、政府からの圧力の有無、などの前に「報道機関としての責任」を報道機関が自覚しているのか、という話もある。

「事実を報道するという責任を果たそうとする責任者」ではなく、「炎上を起こして責任をとらされる事を嫌う責任者」が報道機関のトップにいれば、「不自由な報道」の原因はそこにもある、ということだ。

あとは、そもそも「国境なき記者団」が想定する「自由な報道」を行うだけの能力が、日本の報道機関にない、ということも考えられる。
だいたい、なんでこの発表に対する反論が、マスメディアからなされないのかが不思議でならない。

反論といえば以下の記事。

揚げ足をとるようで申し訳ないのだが・・・

「どういう基準、判断か全く承知していないが、わが国で表現の自由報道の自由は極めて確保されている」

「圧力かけてるでしょ?」と指摘されている側が、「いや、圧力なんてかけてないですよ、自由ですよ」とだけ言ってみても始まらない、という、そもそもの問題もあるのだけど、なんか、日本語としてもおかしくないですか?

合格点も、合格基準も分からないのに「うちの子が不合格ってどういうことですか!」って文句をいうモンスターペアレント的な物言いに聞こえるのだけど・・・

「国際的」な感覚が必ずしも正しいとは思わないので、ランキングをそのまま受け入れるかどうかは別だけど、今の日本の報道が健全かと言われると、肌感覚として、健全とは言えない状況だと思う。

圧力だけでなく、報道のバラエティ化や、記者の能力・手腕などについても。