資本主義は本当に優れているのか?
2〜3日前に流れていたこのニュース。
前々から思ってはいたものだが、資本主義の危うさというか、恐ろしさというか、そういったものがだんだん見えてきてる気がする。
この記事のような姿が資本主義社会の目指す姿なのだろうか?
為政者にこの質問を投げかけたらどのような答えが返ってくるのだろう?
前回の「未来は怖い? 」で紹介したNHKスペシャル「NEXT WORLD」の中で、人工知能に仕事を奪われることを恐れる人達のコメントがあった。
子供の頃に描かれていた未来世界はロボット達が人間を支え、極端に言えば人間は仕事をしないでも生きていける社会だったはず。それはそれで是非はあるだろうが、少なくともロボット達と人間が仕事を奪い合い、結果、人が貧しく、飢えるということは理想ではなかったはずだ。
でも、冒頭の記事やNEXT WORLDから推測されるのは一部の社会的エリートが人工知能・ロボットを駆使し、より豊かにくらし、その影に貧しく飢える大勢の人達がいる、という世界だ。
自分がどちらに属するか、とかいう話ではない。
社会福祉的な機能を充実させるべきだ、とかいう話でもない。
「全人類が幸せになる」というのが夢物語だとしても、実現できないとしても、その夢を追い求める社会であって欲しい。
上手くは言えないが、今の資本主義社会は目指している方向が違うと思う。