「表現の自由」とは?
フランスではシャルリを批判すると、「表現の自由を認めないのか」という批難を受けるという。
『「表現の自由を批判する」という表現の自由を認めないのは、果たして真の「表現の自由」と言えるのか? 』というツッコミはとりあえずおいておいて、他人を傷つける表現すら「自由」だというのは自分には理解できない。
「こんなんで傷つくなんておかしいだろ!?」というのはあくまでいじめっ子の理論である。
『「表現の自由」はテロに屈するべきではない!』というのは分かる。
でも少なくとも今回のテロの遠因となるものが「表現の自由だから」とくくってしまって良いものかどうか、という話は、少なくとも日本の政権からは聞こえてこない。(自分が触れてないだけかもしれないが・・・)
前回の話とも繋がるが、シャルリが掲載したものを認めるのかどうか、ということが、今後テロを起こさない世界を目指すのか、ただテロという事実を批判し、対抗するだけなのか、という分かれ目になると思う。
どちらであれ、それを示す覚悟がない「テロ対策」はその場しのぎでしかない、ということだ。